「ストレス耐性」にフォーカスする
メンタルヘルス分野での知見を元に、潜在的なストレス耐性を詳しく測定することができます。ストレスの原因から反応まで、各段階において対応する特性を測定していきます。
ストレスの各段階(プロセス)に
沿った測定可能項目

潜在的なストレス耐性を
測定する項目
ストレスを強める特性 (リスクパターン)

リスクパターンとは、ストレスの影響を強める性格特性であり、ものの見方・とらえ方を規定するものです。リスクパターンスコアが低い人は、物事のとらえ方にある種のこだわりがあるため、スコアが平均以上の人よりもストレッサーを大変なものととらえ、ストレスを感じやすい傾向があります。
ストレスに対処する力 (コーピング)

「スポーツなどによる気晴らしをする」「問題解決を目指して積極的な行動を起こす」「友人に相談する」などが代表的なストレス対処方法(コーピング)で、「あきらめる」「否認する」のような消極的なコーピングも場合によっては効果的です。ただ、消極的な対処ばかりでは根本的な問題解決はできないため、バランスのとれたコーピングを使えることが望ましいです。
ストレス緩和力

ストレス緩和力は、周囲の人との関係の良好さ、自分の能力や資質への自信、精神的な安定性などから構成されます。ストレス緩和力が高い人は、周囲の人(特に職場の人)との関係が良好な場合が多いので、そもそもストレッサー自体が発生しづらくなります。
現在のストレス状態を
測定する項目
ストレス反応

ストレス反応は落ち込みやイライラなどのネガティブな感情の度合いです。ストレスを強める特性、コーピング、ストレス緩和力のスコアが高い人は、そもそもストレスを重く受け止めることが少なく、ストレスを感じたとしてもうまく対処・緩和ができることが多いので、ネガティブな感情(ストレス反応)が発生しにくい傾向があります。一方で、ストレスを強める特性、コーピング、ストレス緩和力のスコアが低い人は、ストレスを感じやすく、ストレスを適切に対処・緩和ができないことが多いので、ネガティブな感情(ストレス反応)が生じやすい傾向があります。