株式会社アイル

　以前からGLTDの存在は認知していましたが、今回導入には至ったきっかけは企業の成長に伴う「社員の変化」でした。
　社員数が1,000名を超え、平均年齢も35歳まで上がり家庭を持つ社員も増え、自分だけでなく『家族の生活』を考えるライフステージにいる社員が多くなってきたことが、大きなきっかけです。
　企業の成長と、社員一人ひとりの人生のフェーズが重なった「今」だからこそ、万が一の事態に備えるための具体的な施策が必要だと判断し、GLTDの導入を決断しました。また、保険は手続きが煩雑で個人で分かりづらい点も多く、そこを会社とアドバンテッジ社が支援することで簡易にフォローできる仕組みも、安心した備えになることはポイントでした。

　数ある福利厚生制度の中で、GLTDが選ばれた最大の理由は、その「公平性」にありました。
　新卒1年目の社員でも、勤続20年の社員であっても、全社員が同じ条件で、等しく補償を受けられる。この点に大きな魅力を感じました。
　特定の条件を満たした一部の社員だけでなく、アイルで働く誰もが安心して未来を描ける土台を会社として提供したい。その想いを実現する上で、GLTDの公平な仕組みは最適な選択肢だったのです。

　アイルには、社員だけでなくその家族も含めて大切にする「アイルファミリー」という文化が根付いています。GLTDの導入は、この文化を社内外に発信する強力なメッセージでもあります。
　採用活動において、親御さんが『この会社なら安心して子どもを預けられる』と感じていただけるはずです。社員の家族にも応援してもらえる会社でありたい。そんな好循環を生み出せると期待しています。社員が安心して働けることは、その家族の安心にも直結します。GLTDという制度を通じて「会社は本気で社員とその家族を考えてくれている」という姿勢を示すことが、企業への信頼とエンゲージメントを高めることにつながると考えています。

　社長は「利益を追求し、社会に貢献するのが健全な組織であり、社員満足やチームワークはそのための手段である」という考え方を全社に共有しています。
　つまり、社員が安心して最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることが、結果として会社の利益と成長につながるという信念が、経営の根幹にあるのです。厳しい側面と、温かい側面。その両輪があってこその「アイルらしさ」だと考えています。創業当時から新卒採用に力を入れ、社長自らが会社の理念を伝え、人を育てていく文化を大切にしてきました。その文化を支えるためにも、GLTDのような制度は不可欠でした。
　今後は、採用活動でのPRはもちろんですが、将来的には「治療と仕事の両立支援」や「介護と仕事の両立支援」といった、より多様な働き方を支える制度としても活用していきたいです。