ウェルビーイングとは?導入のメリットと企業の取り組み事例をご紹介

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優秀な人材の確保や従業員の労働生産性に頭を抱えている企業は、「ウェルビーイング」の追求に取り組むことで悩みを解決できるかもしれません。ウェルビーイングは昔から存在する概念ですが、働き方改革や健康経営の推進に欠かせないものとして、あらためて関心が高まっています。

この記事では、ウェルビーイングとはなにかを解説するとともに、ウェルビーイングを追求するメリットや企業が実践する取り組み事例をご紹介します。

ウェルビーイングとは

ウェルビーイング(Well-being)とは、身体・精神・社会といったあらゆる面において健康な状態にあること、すなわち幸福であることを表す概念です。身体が良好な状態にあることだけでなく、精神的にも社会的にも満たされた状態を「健康」としています。

「幸福」を意味する英語には、ウェルビーイングのほかにも「ハピネス」や「ウェルネス」があります。ハピネスは一時的な幸福を意味する言葉なのに対し、ウェルビーイングが表すのは持続する幸福です。

また、ウェルネスは基本的には身体の健康を指す言葉であり、身体も含めたすべての面における健康を表すウェルビーイングよりも狭義といえます。

ウェルビーイングを構成する5つの要素

ウェルビーイングは、次に挙げる5つの要素を満たすことで実現できます。

・Career Wellbeing(キャリア ウェルビーイング)
仕事だけでなく、自分の人生のキャリアにおける幸福。

・Social Wellbeing(ソーシャル ウェルビーイング)
深い信頼と愛情を築いている人間関係の幸福。

・Financial Wellbeing(フィナンシャル ウェルビーイング)
自分の資産を管理・運用できているかなどの経済的な幸福。

・Physical Wellbeing(フィジカル ウェルビーイング)
心身ともに健康で十分なエネルギーに満ちているという幸福。

・Community Wellbeing(コミュニティ ウェルビーイング)
住んでいる地域などのコミュニティと適切な関係性を持っている幸福。

身体的・精神的な幸福はもちろん、キャリア、人間関係、経済、地域社会といったあらゆる面での幸福がウェルビーイングを構成しています。また、ウェルビーイングは一時的な幸福ではなく、持続可能な幸福でなければなりません。

ウェルビーイングを追求することで企業が得られる3つのメリット

企業が働き方改革や健康経営を実践していくには、あらゆる面で従業員の幸福度を高めるウェルビーイングの追求が欠かせません。
ここでは、ウェルビーイングの概念を取り入れることで企業が得られるメリットをご紹介します。

労働生産性が高まる

従業員が自分自身でウェルビーイングを追求することで仕事にやりがいが生まれ、仕事へのモチベーションアップが期待できます。そして従業員のワークエンゲージメント、つまり仕事に対する熱意の度合いが高まり、企業全体の生産性向上にもつながります。

職場の雰囲気が良くなる

身体的にも精神的にも健康な従業員は互いを思いやる余裕ができ、職場の人間関係が良くなるメリットがあります。さらに、従業員同士の関係性が良ければ会社への帰属意識、従業員エンゲージメント(エンプロイーエンゲージメント)が高まり、愛社精神も養われるでしょう。

優秀な人材を確保できる

ワークエンゲージメント、エンプロイーエンゲージメントの向上により従業員の離職率が低くなるとともに、新たに優秀な人材を獲得できる可能性が高まります。積極的にウェルビーイングや健康経営に取り組む企業は社外的なイメージがよく、採用活動においても好影響になると考えられます。

ウェルビーイングを実践する企業の取り組み事例3選

すでにウェルビーイングを実践し、従業員や組織全体に好影響をもたらしている企業の取り組み事例をご紹介します。

IT業界・A社

IT業界のA社が取り組んだのは、多種多様なチームから生産性の高いチームの共通点を見つけ出すプロジェクトです。この取り組みの結果、チームの生産性向上には次に挙げる5つの要素があることがわかりました。

・心理的安全性
対人関係においてネガティブな行動をしてしまっても受容してくれるという信頼がある。

・信頼性
チームのメンバーがお互いに信頼しあっている。

・構造と明瞭さ
職務で要求されていることやその要求を満たすためのプロセス、そしてメンバーの行動による成果を各メンバーが理解している。

・仕事の意味
仕事そのものやその成果に対して目的意識を感じられる。

・インパクト
メンバーが自分の仕事に意義があると主観的に思える。

A社は上記5つの要素が生産性の高いチームに共通していることを導き出し、生産性の高いチームはなぜ生産性が高いのか、その理由を明確に発見しました。これはA社だけでなく、他企業も実践可能な労働性向上の成功ポイントといえます。

コンサルティング業界・B社

コンサルティング業界のB社は、従業員とその家族に向けてウェルビーイングの取り組みを強化している企業です。B社が取り組んでいる主な事例は次のとおりです。

●健康維持・増進
・定期健康診断
・予防接種の補助
・健康電話相談システム
・ウェルビーイングセミナー

●メンタルヘルス対策
・ストレスチェック
・メンタルヘルス研修
・カウンセリングサービス
・職場復帰支援プログラム

●長時間労働対策
・残業時間のモニタリング
・管理職向け労務管理研修

オフィス関連業界・C社

オフィス家具や事務機器を扱うC社は、ウェルビーイング実現に向けた新しい働き方戦略に取り組んでいます。具体的な内容は次のとおりです。

●総合的なワークスタイル戦略
ワークスタイル変革プログラムの実施、生産性と創造性を最大化するオフィス空間の整備、テレワーク制度の本格運用などを実施

●第三者審査機関による建物・室内環境評価
ウェルビーイングの概念にもとづき、従業員の健康・快適性に焦点を当てた空間品質基準をオフィスに導入

まとめ

心身ともに健康な状態を維持する「ウェルビーイング」は、働き方改革や健康経営を推進していくうえで必要な概念です。ウェルビーイングの概念を企業に取り入れて従業員の健康を保つことで、生産性の向上や優秀な人材の確保といったメリットがあり、組織全体の発展につながります。

求人を出してもなかなか優秀な人材が集まらない、給与を上げても労働生産性が上がらないといった悩みがあれば、ウェルビーイングの追求に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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