用語

DXとは

DX(Digital Transformation/デジタルトランスフォーメーション)は「デジタル変革」とも言い換えられ、デジタル技術の活用によって自社製品やサービス、業務、組織、企業文化などを変革し、競争優位性を実現することをいいます。 テレワークなど多様な働き方が進む今、企業にはネットワークアクセスの環境を整備することが求められています。

属人化している業務とそれに紐づくデータがバラバラに存在していること、また、紙で管理している情報については、あらためて見直しが必要なタイミングとなっています。そのうえで従業員の生産性を高めていくには、デジタル技術を活用した働き方改革が欠かせません。

そのため、DXの推進なくしてニューノーマルな働き方、すなわち新しい生活様式に対応したワークスタイルを実現することは不可能と言っても過言ではないのです。

企業におけるDXの活用例

新型コロナウイルス対策の影響でテレワークが浸透した今、、企業が時代に沿ったニューノーマルな働き方を実現するには、デジタル技術を活用して競争優位性を確立するDXが欠かせません。DXツールにはさまざまな種類がありますが、ここではその一部をご紹介します。

健康管理システム
ニューノーマルな働き方では、従業員一人ひとりの心身の健康状態を把握することが難しくなります。テレワークが続くと孤独感や運動不足から、心身の健康を損なうリスクも高まります。従業員の健康状態を把握するため、健康診断の結果を一元管理できるシステムの活用も有効でしょう。

ストレスチェックやエンゲージメントサーベイ結果と連携できると、より多様な観点から従業員の状態を把握できます。産業保健スタッフによる面談がよりスムーズに行えるなど、業務負担の軽減にも繋がるでしょう。

勤怠管理システム
テレワークなど出社しない働き方においても正確な勤務状況が把握できる勤怠管理システムの導入が欠かせません。出勤・退勤の打刻だけでなく、給与計算ツールなどと連携が容易なシステムや、長時間労働・有給休暇の取得状況など従業員の健全な働き方が確認できるシステムの導入がおすすめです。

これらのデータと、心身の健康状態を併せて分析できる仕組みもあると良いでしょう。

人事評価システム
ニューノーマルな働き方では従業員一人ひとりの働きぶりを直接見る機会が少なくなり、人事評価が難しくなります。人事評価システムを導入すれば、詳細な評価項目や従業員個々の目標、実績、属性などを設定することで評価方法を統一化でき、個人の主観にとらわれない公平な人事評価を実現できます。

また、タレントマネジメントシステムと連携することでこれまでの経験やスキルを可視化でき、従業員の能力を最大限発揮できる適材適所な人員配置が可能になります。

その他、人事領域以外でも従業員の実務にDXツールを導入することで業務を効率化している企業もあります。

こうしたツールを取り入れる際は、あらかじめ導入目的を明確にし、導入そのものが目的にならないよう注意する必要があります。自社が抱える人事課題を解決するには、人事戦略の変革を支援するDXツールの活用が不可欠です。効果的な課題解決へと導くDXツールを取り入れ、DX施策を成功させましょう。

(Visited 73 times, 1 visits today)

参考記事