職場復職支援と再発防止

休職・復職の判定基準をつくる

うつ病などのメンタルヘルス不調は再発率が高いことが特徴です。休職者のうち完全に職場復帰できた人の割合を尋ねた調査でも、「半分程度」と回答した企業が最多です。職場復帰支援(復職支援)と再発防止の活動が重要となります。

まず、休職と復職の判定基準を明確化します。たとえ主治医が復職の許可を出しても、実際に復職すると業務に耐えられないケースがあります。主治医の判断のみに頼るのではなく、生産性にも着目した休職・復職の判定基準を持つことが、復職支援・再発防止の第一歩です。

▼メンタルヘルス不調による休職から完全に職場復帰できた割合

メンタルヘルス不調による休職から完全に職場復帰できた割合

※財団法人 労務行政研究所「新版 人事担当者のための実践メンタルヘルス・マネジメント」P180より

「職場復帰支援の手引き」をベースに

復職後は、定期的な面談等で再発の徴候がないかを確認し、再発防止に努めます。とはいえ、業務の繁忙時などには人事担当者や職場の上司がきめ細かくフォローできない場合もあるため、カウンセラーなどの外部資源を活用を視野に入れるのも現実的です。

厚生労働省も復職支援・再発防止活動を重視し、「職場復帰支援の手引き」を作成しています。この手引きでは復職支援・再発防止の包括的な取り組みが示されています。

▼職場復帰支援の流れ

職場復帰支援の流れ

※厚生労働省 中央労働災害防止協会「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」より抜粋

では、復職支援・再発防止活動を進めるに当たり、どのような点に留意すればよいのでしょうか。進め方のポイントはハンドブックをご覧ください。